ピープルマネジメント

「“うまいこと言わなくていい”と気づいた」―相手の中にあるものを引き出す関わりへ―第5期生の変化 #1

2026年 5-8月 エッセンスコース第5期。受講前後での変化をインタビューしました!

株式会社JIMOS 自然素材事業部長
荒牧さん

(お写真はイメージです)

人事への異動を前に、改めて「人と組織」を体系的に学びたかった

総務人事部への異動を控えていたタイミングでPMA(ピープルマネジメントアカデミー)を受講された株式会社JIMOSの荒牧さん。

「改めて、人や組織について体系的に学び、経営における人材育成という位置付けを、少しずつ同じ方向にすり合わせていけたらと思っていました」

これまで歩んできたマネジメント経験を一度整理し、「人や組織」について体系的に学び直すこと。

そしてもう一つ、経営層やマネージャー層の間で人材育成の「共通言語」をつくりたいという強い思いが受講のきっかけでした。

組織全体のマネジメントをより良くしていくことを見据えて臨んだ3ヶ月間。

それは、荒牧さんにとって「自分自身の人との関わり方」を根本から見つめ直す時間となりました。

利害関係のない相手だからこそ話せる。1on1演習が大きな学びに

PMAで特に印象に残ったものとして一番に挙げたのは、「1on1演習」でした。

「普段だったらなかなか話せないようなことでも、相手が普段関係のない人だからこそ話せる。それがすごく良かったです」

他の受講生の良いところを真似しつつも、自分のキャラクターやまとう空気を生かしながら、自分らしいスタイルを築いていく。

単純に「正しいやり方」を身につけるのではなく、自分らしいマネジメントスタイルをつくっていきたいという意識が、少しずつ芽生えていきました。

「1on1で気づいた自分の課題について、次の二週間で一つでも実践してみます」

PMAの「学ぶ→やってみる→振り返る→もう一度やってみる」というサイクルは、荒牧さんがGROWモデルやフィードバックなどの1つ1つのスキルを身につけるためのよい循環となったようです。

傾聴の実践――メンバーに表れた大きな変化

「現場での実践」は、荒牧さんの気づきを確信へと変えていきます。

「本当に『聴いているだけでいいんだな』ということを、改めて実感しました」

現場のメンバーと実践した面談でのこと。PMAで得た気づきを実践しました。

「相手が考えていることを整理するための時間をつくることを意識しました」

すると、面談を終えたメンバーから「気持ちが大きく変わりました。もう一度取り組んでみます」という言葉が返ってきたそうです。

「『自分が何か答えを出してあげなきゃ』と思わなくてもいい。相手が自分で考える時間をつくることも、十分に意味があるんだな、と感じました」

さらに、実践に活かしたのが、「承認」。

「意識的に承認をするようにすると、嬉しそうな反応が返ってくる」と、その効果を実感し、「承認のパターンを意識することで、普段は気づかない承認ポイントに気づける」とさらに深めて、現場で実践していくことを決めました。

対話のスキルの効果を、実際の職場で確かめていく3ヶ月でもありました。

さまざまな立場の人との対話が、自分の視野を広げてくれた

PMAで得られたものは、1on1やマネジメントの技術だけではありません。

「色んな方とお話できて、想像していたよりも多くの気づきがありました。みなさんもそれぞれに頑張っているんだということを思い出しつつ、私もがんばります!」

PMAには、異なる業界・職種・立場の人が参加しています。

そのため、同じようなマネジメントのテーマについて話していても、置かれている環境や考え方によって、捉え方はさまざまです。

「安心して話せる穏やかさ」や「思考を転換させる質問」など、他の受講生から刺激を受けながら学び合う関係が生まれていたようです。

「うまいこと言わなくてもいい」――マネジメントへの向き合い方が、少し楽になった

「PMAはどんな人に向いていると思いますか?」と尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「面談などで『立場上、うまいことを言わなきゃいけない』と思っている人です」

管理職や人事など、人の相談を受ける立場として、「何かためになることを言わなくてはいけない」「ちゃんと答えを出してあげなくてはいけない」と考えてしまっていたそうです。

「ある程度経験のある人でも、『自分が話さなきゃ』と思っている人はいると思います。そういう方には、一度PMAで学んでみてほしいですね」

PMAで実践を重ねる中で、荒牧さんは「別にうまいことを言わなくてもいい。相手の話を聴いて、相手自身が考える時間をつくる。そういう関わり方もあるんだ」と気づき、「少し気持ちが楽になった」といいます。

自分自身の変化を、会社全体の変化へ

PMAでの学びを終えた今、荒牧さんが見据えているのは、その学びを自分一人のスキルで終わらせないことです。

「自身の変化を、会社全体の施策や制度に落とし込むことで、よりやりがいをもって働ける会社になっていくと思う」

受講前から考えていた「経営層・マネージャー層における共通言語化」というテーマも含め、これからは、自分自身の実践で得た気づきを、組織全体の人材育成やマネジメントのあり方につなげていく。

「人の話を聴く」という一人ひとりの小さな行動から、組織の文化や制度へ。

荒牧さんのPMAでの学びは、これから次のステージへ進もうとしています。

「答えを与える」から「考える時間をつくる」へ

PMA事務局より

荒牧さんのお話を伺って印象的だったのは、PMAで学んだ内容をそのまま実践するのではなく、ご自身の仕事の中で試し、相手の反応を見ながら、自分なりのスタイルに変えていかれていることでした。

受講中の発言には、「自分の癖や傾向が浮き彫りになった」「みなさんの良いところを真似しながら、自分らしいスタイルを築きたい」「次回までに実践してみる」という言葉が何度も登場します。

そして受講後には、「傾聴の姿勢が強化された」というご自身の変化だけでなく、気持ちと行動が変わったり、承認に嬉しそうに反応するメンバーなど、周囲の変化も感じていらっしゃいます。

「何かを教える」「正しい答えを伝える」だけが、人を支援する方法ではない。

相手の話を聴き、相手自身が考え、答えを見つけるための時間をつくる。

ピープルマネジメントの一つの大切な本質を改めて感じるインタビューとなりました。

荒牧さん、3ヶ月間の学び、そして貴重なお話をありがとうございました!

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