ピープルマネジメント
目次
2026年 5-8月 エッセンスコース第5期。受講前後での変化をインタビューしました!
福岡市教育委員会 福岡市教育センター 人材育成課
係長 最所健太 さん

「今年から、部下を持つマネージャーとして仕事をすることになりました」
そう話してくださったのは、福岡市教育委員会・福岡市教育センター 人材育成課で係長を務める最所健太さん。
学校現場から教育委員会へと異動し、初めて部下を持つマネージャーの立場になりました。
教育委員会では、毎年新しく組織が編成されるため、最所さんを含む5人のチームも関係性をゼロから築いていく必要がありました。
「学校のように、もともと組織ができているわけではありません。このメンバーで、どうやってチームをつくっていけばいいんだろう。そんな不安がありました」
そんな手探りの不安を抱える中で、マネジメントに必要なことをきちんと学びたいとPMAの受講を決意しました。
キャリアコンサルタントの資格を持ち、傾聴の知識はすでにあった最所さん。
しかし「知っていること」と「日々の現場で使えること」の間には大きな距離がありました。
PMAを受講して、仕事の中で傾聴を使っていく必要性を痛感した、と言います。
そこで、メンバーの進捗や思いを丁寧に聴く1on1を実践。
「丁寧に話を聞いてくれるようになった」「気軽に相談できるようになった」とのメンバーからのポジティブなフィードバックを得て、「メンバーとのコミュニケーションの取り方」への変化を実感しています。
もともと最所さんは、効率を重視するタイプ。
「早く終わらせるには、早く指示を出したほうがいい」と考え、自分が考えて効率的に仕事を進めることが、メンバーにとってもよいのではないかと思っていました。
しかしPMAでコーチングや対話について学びを深める中で、その考えは大きく変化していきます。
「メンバーの成長を考えるのならば、『指示を出す』だけでなく、『任せて自分で考えてもらう』ことが必要」
PMA受講によって、最も大きく変わったのは「自分自身の関わり方」だった、と振り返ります。
興味深いのは、メンバーに「任せる」ことによって、結果的に最所さん自身の仕事の効率が高まったと感じていること。
「自分が指示を出さなくなると、かえって時間がかかるんじゃないかと思っていたんです。でも、メンバーがどんどん自分で考えて、動いてくれるようになってきました」
細かい確認が減り、メンバー自身が考えて動く、という変化が起きていることに気づいたと言います。
「自分が『まだ分からないだろう』と勝手に思って、指示を出していた部分もあったんだと思います。でも、実際にはちゃんと考えていた。それに気づけたのも、1on1をやってよかったことですね」
マネージャーが「分かっているつもり」にならず、対話を通して相手の考えを知る。
その小さな変化が、メンバーの主体性を引き出すことにつながっています。
最所さんの成長の変化を後押ししたのは、PMAの「毎回の対話の場」だったそうです。
「私自身、教員向けの研修をすることがあるので、『アウトプットが大事』ということは、よく伝えています。でも、自分自身が2週間に1回のライブ演習で、実際に対話をすることを体験してみて、改めてその大切さを感じました」
「同じような悩みを持っている人もいるんだな」と感じることもあり、「一人で学んで終わるのではなく、実際に人と話してみる。その繰り返しが、自分の中に学びを残してくれた」と振り返ります。
学んだ内容を、自分自身の経験と結びつけ、他者との対話を通して深めていく。
まさにPMAの「理論と対話の往還」を体験されていたことが伝わります。
「教員に対しても、生徒に対しても、コーチングはもっと活かせる。そういう学びが、教育現場にも広がっていったらいいなと思います」
教員同士や生徒、教頭・校長といった管理職の面談など、教育現場には多様な面談の場面があります。
「なんとなく」ではなく、コーチングの「最初にゴールを確認することが大切」といった基本の考え方を知って行うだけでも、面談の質は変わるのではないか。
最所さんはPMAの学びを自分自身だけにとどめず、教育の現場にも広げていきたいと考えています。
最所さんがPMAを勧めたいのは、これまでとは違う立場になり、初めてマネジメントを担う人たちです。
実際に、新しく教頭になった人などにPMAを紹介したことがあるそうです。
「これまでとは違う立場になって、初めてマネジメントをする。そんな人には、PMAで学ぶことが役に立つんじゃないかなと思います」
「早く指示を出して、効率よく仕事を進める」
一見すると、マネージャーとして合理的な関わり方にも思えます。
けれど最所さんはPMAでの学びを通じて、「任せて、メンバー自身に考えてもらう」という関わりへと変化していきました。
「任せる」ことは、短期的には遠回りに見えるかもしれません。
しかし、メンバーが自分で考え、自分で動けるようになれば、結果としてチームの仕事はよりスムーズになっていく。
最所さんの実践は、「人の成長を促すこと」と「仕事の効率化」は両立するという、ピープルマネジメントの一つの形を体現してくれています。
教育現場の未来を見据えた貴重なお話をありがとうございました!
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